まず初めに最も身近な「素戔嗚神社」を参拝しました。当社は大神神社の摂社玉列神社の境外末社で、俗に「野神さん」といわれ地元住民に親しまれています。祭神は「素盞嗚命」です。拝殿奥の磐座がご神体です。
次いで「玉列神社」を参拝、当社は大神神社の境外摂社で祭神は玉列王子神、天照大神、春日大神です。玉列王子神は三輪の大物主神の御子神様です。
春の季節「椿まつり」には境内一杯に椿の花が咲き誇り、俗に「玉椿大明神」と呼ばれ親しまれています。
境内摂社として金山彦社・猿田彦社・愛宕社があります。
次に脇本の「いわくらさん(山の神)」に参拝しました。小高い丘に鎮座し、社殿は春日造りの小社で背後に巨岩の磐座があります。祭神は岩倉権現です。
続いて訪れたのは、「春日神社」です。朝倉小学校の西側に鎮座、祭神は天児小屋根命、太玉命、天宇受売命です。本殿は慶長8年に建立された三間社春日造桧皮葺で県指定有形文化財に指定されています。
最後に黒崎地区の「白山比咩神社」を参拝しました。祭神は白山比咩命、菅原道真です。本殿は春日造檜皮葺で朱塗りが映えています。
以上、5社を巡りましたが、途中、著名人の揮毫による万葉集の歌碑が設置されており楽しませてくれました。参考までに紹介します。
◎夕されば小倉の山に臥す鹿の 今宵は鳴かず 寝にけらしも
雄略天皇 平沢 興書(京大総長) 春日神社東
◎こもりくの初瀬の山の山のまに いさよう雲は妹にかもあらむ
柿本人麻呂 堀口大学(詩人・翻訳家) 朝倉小学校東口前
◎籠もよ美籠もちふ串もよ美ふ串もちこの岳に 菜摘ます子家告げらせ名のらせね
そらみつ倭の国はおしなべて吾こそを敷きなへて吾こそませ我をこそ背とは告げらめ
家をも名をも(万葉集1-1)
雄略天皇 保田興重郎書(桜井市出身 文芸評論家)
朝倉地区にはほかに○三輪神社(龍谷)○稲荷神社(狛)○十二神社(岩坂)があります。
ハイキングの後、集会所において懇親会を開催しました。仕出し弁当に舌鼓を打ちながら、1年を振り返って思い思いに懇談、会の途中からカラオケで楽しみ、会員の中から得意の喉を聴かせてくれ、懇親会は一層盛り上がりを見せました。
最後は、河内おとこ節の音頭に合わせ、会場一杯に広がり踊りを楽しみました。
参加者 ハイキング 29名(男性12名 女性17名) 懇親会 34名(男性13名 女性21名)