今回の盛春クラブバス旅行は、醬油醸造の発祥の地和歌山県湯浅町と岩出市所在の史跡 新義真言宗総本山「根来寺」を訪ねました。
朝倉台を8時30分出発、一般国道~京奈和道~阪和道を経由して約1時間後、最初の目的地湯浅町に到着、
地元のボランティアガイド(女性2人)の案内で二班に分かれ「湯浅伝統的建造物群保存地区」を、北町通りを中心に巡りました。
津浦家(醸造に用いる麹の製造販売店、明治11年建築)、加納家(大正10年建築、黒漆喰仕上げと袖壁や繊細な木格子窓など凝った装飾が見られる)、角長(天保12年(1841年)創業の醬油製造業)、醤油資料館(古い醸造用具や貴重な資料が展示)、
甚風呂(江戸時代から昭和の終わりまで営業していた風呂屋)、旧栖原家(明治7年建築の醤油製造家 全体的な構造から細部意匠に至るまで湯浅特有の様式を残す、代表的な街や建築)などを見学。
見学後、湯浅醤油「九曜蔵」で地元名産品等買い物を楽しみました。
昼食は、有田町のフランス料理店「ナチュラルガーデン」でいただきました。
同店は茶色い屋根と小さな煙突の瀟洒な店で、フランス国旗が掲げられており、和歌山県でも人気の高い店だそうです。料理は、九種の野菜をアレンジしたオードブル、メーンは柔らかいヒレ肉、ポタージュスープ、パン、ドリンク、デザートなど美味しく頂きました。
昼食後、次の目的地「根来寺」に向かいました。途中、道の駅「海南サクアス」にも立ち寄り買い物を楽しみました。
根来寺は、1132年(長承元)高野山に開かれた大伝法院を始まりとする新義真言宗の総本山で、開祖は1095年(嘉保2年)肥前国(佐賀県)に生まれた、興教大師覚鑁(かくばん)です。13歳の時京都・仁和寺の寛助僧正について出家、20歳で高野山に入る。
弘法大師の真言密教を正しく伝えるため鳥羽上皇の庇護を得て教学の興隆に専念した。
1143年(康治2)49歳で没。同寺の大伝法堂(重要文化財 根来寺の本堂に当たり、本尊は3メートルを超える巨像の金剛界大日如来、脇侍は金剛薩すい、尊勝仏頂を祀る)、大塔(国宝「大毘盧遮那法界体性塔」を略して大塔と通称。真言密教の教義を形の上で端的に表したもので、「金胎不二」の精髄を示す塔として最も重要とされる。
大伝法堂と大塔を拝観後、帰路に着き午後6時前、無事朝倉台に帰着しました。
今回の参加者は37名、快晴に恵まれ快適なバス旅行でした。 (渡真利)