ご講演いただいた講師は、元・奈良県警捜査第一課長の「葛本 英治 氏」です。
演目の ~楓ちゃん事件とは~
平成16年(2004年)11月17日、奈良市立富雄北小学校1年生の有山 楓ちゃん(7歳)が、下校途中、自宅手前で誘惑され遺体で発見された事件です。
葛本氏は、当時、奈良県警捜査第一課長として陣頭指揮を執り、「全国民が奈良県警を注目しているぞ!、絶対、犯人を捕らまえる!、自分の子や孫が被害者だと思ってやってくれ!」、と部下に激を飛ばした。
同年、年末の押し迫った12月30日元新聞配達員の犯人をスピード逮捕。(2013年死刑執行)
この悲しい事件を絶対に風化させたくない、葛本氏の想いから、『子どもたちの笑顔あふれる社会のために、二度とあのような事件を起こさせない』でご講演をいただきました。
まず、坂口自主防災会副会長からの挨拶です。
次に菅原自治会長のご挨拶です。実は二十数年前、自治会長が近畿管区警察学校に入校中、担任教官だったのが葛本氏だったのです。世間は狭いですね~。
葛本氏から犯人逮捕に至るまでの経緯、取り調べで判った犯人の動機、被害者遺族の心情など新聞やテレビでは知ることの出来ない生の話が聞けて迫力満点でした。
~質疑応答~
犯罪のない安心・安全な町つくりを目指して地道に地域の見守り活動や、市立朝倉小学校児童の登・下校の見守りをされておられるボランティア朝倉台防犯グループリーダーの岩田さんから、「 あってはならない本当に悲しい事件のお話をお聞きして、私たち防犯グループも、一層気を引き締めてしっかり見守り活動をしていきたい」とのお言葉を頂きました。
また、会場の皆さんも「他人事ではない、一瞬の気の緩み、慣れが事件を呼び、未来ある児童の命を奪うことになる」と改めて防犯意識を持たれたようです。(坂口)