4年生は、大地震、台風、洪水、河川氾濫、土砂災害、大雪、火山噴火、竜巻など、命を脅かすさまざまな自然災害を学んでいます。
3年生は、私たちの住む桜井市の自然災害を学びますが、4年生になるともっと広く、奈良県の自然災害を学びます。
特に、近年全国で発生する積乱雲の集合体である『線状降水帯』による河川氾濫、土砂災害、堤防決壊など、広域での被害についても多く学びました。
また、全国各地の被災地で献身的に人命救助など活躍される『自衛隊』や『奈良県広域緊急援助隊』などのことも詳しく学びました。
それから奈良県の三つの防災の日も学びました。
◎7月9日 奈良県地震防災の日(伊賀上野大地震)
1854年三重県伊賀地方で発生した『伊賀上野大地震』が木津川断層の活動で奈良県 に280人にも上る死者が出たことや古市村では二次災害で、5カ所のため池の堤防が決 壊し「津波」となって村を襲い、300戸の村がわずか15戸しか残らず、150人もの多く の人が死亡した土砂災害のことなど。
◎8月1日~8月3日 奈良県水害防災の日(大和川大水害)
昭和57年には、数十年に一度の大雨が2度にわたり降り、王寺町、田原本など広範囲 の浸水被害が出たことです。奈良盆地には156本もの川が集中する「亀の瀬」には、川 幅が20mしかない箇所があるため、線状降水帯が奈良県(奈良盆地)に発生すると大 和川水域には広範囲の大浸水被害になってしまいました。
◎9月3日~9月4日 奈良県土砂災害防災の日(紀伊半島大水害)
平成23年の紀伊半島大水害では、深層崩壊三千カ所、東京ドーム、大阪ドーム80杯 分にもなる土砂災害で大塔村ではでは大被害になり88名の尊い命が失われました。
織田小学校4年生の皆さんは、休憩なしの90分、一人としてざわつかず落ち着いて私の話をよく聞いてくれました。
人の話をよく聞くことは学力向上において大切なことですね。
がんばれー!(坂口)