今回は「~暮らしと防災~過去の自然災害に学び、我がこととしてどう備えるか、」の演題でお話しさせていただきましたが、ご質問も多くありました。
質問①:大災害時、どこに避難すればいいのですか?
坂口:「避難所」は、必ずしも安全な場所とは言えません!
熊本地震では、地震で亡くなられた方は50人でしたが、避難所体育館や車中泊で亡くなられた災害関連死は200人以上でした。
近くの頑丈な建物、例えば「倉庫」「ガレージ」などが望ましい。
そのためには、日頃からご近所どおし良好な関係を築いておくことが大切です。
感想②:お話をお聞きして、大災害時、日頃からのご近所付き合いが大事だと思いました。「近助」と云う言葉も初めて知りました。ありがとうございました。
質問③:朝倉台自主防災会を設立されたきっかけは何だったのでしょうか?
坂口:阪神淡路大震災の時、私は、ボースカウトの隊指導者であったことから、災害ボランティアとして被災地の西宮市に出向いたのですが、現地のすさまじい惨状を目のあたりにして自分が住む朝倉台住宅で防災会をつくらねばと強く思ったのです。
私は、中学1年生の時、伊勢湾台風(昭和34年)で家族全員死ぬ思いをし、自然災害の怖さを経験していたこともあったと思います。
質問④:地震が起きた時、家の中で直ぐ逃げる安全な場所はどこが一番いいのでしょうか?例えば「トイレ」とか・・・
坂口:トイレも良いとは思いますが、閉じ込められないようドアは開けておいてください。倒れてくるものがない家中の廊下が望ましいです。
それと、次に起こるかも知れない余震も想定して外に逃げるため戸は開けるようにして下さい。
質問⑤:25年もの永きにわたって継続して活動、運営されてこられている要因は何でしょうか?
坂口:自主防災会は、安全な住み良い町つくりを目指して公園の清掃等、朝倉台の他のボランティア団体とも協力し合って、さまざまな地域奉仕活動も行い、作業後、飲みニケーションも度々行い親交をを深めています。
勿論、胃袋に入れるものは全て実費負担です。
堂本:私は「朝倉台里山クラブ」に入会していたが自主防にも入り、その他、有償ボランティア「いろりの和あさくら」や「ボランティア朝倉台」などにも重複した会員として楽しくボランティア活動をしています。
とても有意義な講演会でした。(朝倉台自主防災会 坂口)